テンションセッティング(結婚指輪用語)

テンションセッティングは、爪で引っ掛けて留めるのとは違い、地金の張力(テンション)を利用して石を固定する方法です。爪も無ければ石座も無く、真横から見るとちょうど宝石が浮いているように見えるセッティングです。指輪の輪の部分をシャンクやアームと呼びますが、テンションセッティングはこのシャンク部分に切り込みが入っています。そして宝石の下の部分に溝を掘り、シャンク切り込み部分にはめ込みます。横から見ると切り込みの入ったリングで挟みこんでいるようなデザインで、固定されているのが不思議に感じてしまいます。 テンションセッティングはニーシング社が考案したもので、ジュエリーの歴史においても芸術の歴史においても画期的なものです。絶妙なバランスが必要なので、熟練した技を持つ技術者で無くては難しいです。また、サイズ直しをすることも不可能で、もしサイズを変えたい場合はリングごと変えなくてはいけません。大きな石を留めるにはそれだけテンションがある大きなリングが必要になるので、重くなるという欠点もあります。